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フリーWi-Fiの速度が遅いのには原因があります。
主な原因と解決法を知っておけば、フリーWi-Fiの速度が遅くて感じるストレスを減らすことができます。
この記事では
- 「フリーWi-Fiの速度が遅い原因と解決法」
- 「フリーWi-Fiを使うときに注意すべきこと」
を説明します。
そもそもフリーWi-Fiは、セキュリティが弱く、ハッキング被害似合う可能性が高い危険なWi-Fiです。
具体的にどのような危険があるのかと言うと、端末の乗っ取りやウイルス、そして個人情報の漏洩です。実は、無料Wi-Fiは悪意のある人からすれば何でもできてしまう無法地帯です。
無料Wi-Fiのリスク
- 仕事なら、データを盗まれて情報漏洩 → 訴訟問題に
- プライベートならSNSを乗っ取られる → 知り合いや親が詐欺被害に
- クレジットカードや銀行情報 → お金を盗まれる
- ショッピングサイトのログイン情報が盗まれる → 勝手に高額な買い物をされる
速度が遅い場合は、このような犯罪者に狙われている可能性があるため、セキュリティを確保した状態で利用するようにしてください。
具体的な予防策と、フリーWi-Fiの危険性について下記の記事で徹底的に解説しているので、よくわからない方は先にこちらを理解しておいてください。
繋いだフリーWi-Fiの速度が遅い場合、さまざまな原因が考えられます。
その中でも、主な原因になりやすいのは3つあります。
- Wi-Fiルーターとの距離が遠い
- Wi-Fiルーターを同時に使っている人が多い
- 電波干渉が起こってしまっている
上記3つです。
ひとつずつ説明します。
Wi-Fiルーターとの距離が遠い
接続しているWi-Fiルーターとの距離が遠いと、通信速度が遅い原因となります。
なぜなら電波の特性上、距離が遠いと電波が弱くなってしまうからです。
例えば、カフェなどのお店でフリーWi-Fiを使っている場合
Wi-Fiルーターは1階の入り口に置いてあるのに、座っているのは2階の奥の席
だとWi-Fiルーターとの距離が遠くなってしまうので、電波が弱くなります。
またWi-Fiルーターと接続したい端末との間に、壁などの障害物があると電波が届きにくいです。
フリーWi-Fiが使えるエリア内にいたとしても、場所によっては快適に使えない可能性があります。
Wi-Fiルーターを同時に使っている人が多い
Wi-Fiルーターを同時に使っている人が多いと、通信速が遅くなります。
なぜなら、Wi-Fiルーターには同時に接続できる端末台数に上限があるからです。
これは設置されているWi-Fiルーターの性能によるので、一概に「何台まで」とは言えません。
例えば、同時に接続できる台数が10台のWi-Fiルーターに20台同時に接続してしまうと、Wi-Fiルーターに負荷がかかってしまい通信速度が遅くなります。
さらにスマートフォンの「自動接続機能」で、自動でフリーWi-Fiに接続されてしまっていることに気づいていない人もいます。
そのため、Wi-Fiルーターの同時に接続できる端末台数を上回ってしまうこともあります。
上記の理由から、お店や交通機関などの人が集まる場所のフリーWi-Fiの速度は早くないことが多いです。
電波干渉が起こってしまっている
電波干渉が起こってしまうと、通信速度が遅くなってしまうことがあります。
Wi-Fiスポットが充実するほど、Wi-Fiスポット同士の電波が重なってしまいます。
そうなると通信速度が遅くなってしまったり、接続自体ができなくなってしまう「接続不良」も起きやすくなります。
電波干渉が起きやすい場所としては、「繁華街にあるお店」や「駅などの交通機関」、「会社の集まるオフィス街」などが当てはまります。
Wi-Fiが多いエリアほど、お互いの電波が重なってしまい、通信速度が遅くなってしまうことがあります。
フリーWi-Fiが遅いときにできる解決法
フリーWi-Fiの速度が遅いと、思うように使えなくて困ってしまいます。
またインターネットの速度が遅いとストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
そこで、フリーWi-Fiの速度が遅いときにできる解決法があります。
具体的には
- Wi-Fiルーターとの距離を近くする
- Wi-Fiルーターを使ってる人が少ないときを狙う
- 他のフリーWi-Fiを使う
- モバイルWi-Fiを使う
上記4つです。
ひとつずつ説明します。
Wi-Fiルーターとの距離を近くする
Wi-Fiルーターの場所が分かるなら、近くまで移動しましょう。
接続しているWi-Fiルーターとの距離が遠いと、通信速度が遅くなってしまう原因になります。
例えばカフェなどのお店の場合、「席を変えてもらう」など移動することで解決できたりします。
ただし、お店が混雑しているときは迷惑になりますので、マナーを守って席を移動するようにしましょう。
Wi-Fiルーターを使ってる人が少ないときを狙う
お店や駅などの交通機関のWi-Fiスポットの場合、人が少ない時間帯に行くようにしましょう。
理由は、人が少なければフリーWi-Fiを使う人も少なくなるからです。
飲食店の場合は「ランチの時間」を避ける、駅などの交通機関の場合は「通勤ラッシュ」を避けるなどでも有効です。
Wi-Fiルーターには同時に接続できる端末台数の上限が決まっています。
そのため、フリーWi-Fiを使う人の少ないタイミングを狙うようにしましょう。
他のフリーWi-Fiを使う
何度接続しても通信速度が遅いままの場合、他のフリーWi-Fiを使うことも検討しましょう。
フリーWi-Fiを使っている人も少なく、Wi-Fiルーターとの距離も近い場合、Wi-Fiルーター自体の問題も考えられます。
前述した2つの解決法を試してもダメなら、他にもフリーWi-Fiはたくさんあるので、無理せず他のフリーWi-Fiを使うことも検討してください。
モバイルWi-Fiを使う
ここまで説明した解決法を試してもダメで、かつ他のフリーWi-Fiもない場合、モバイルWi-Fiを使いましょう。
モバイルWi-Fiであれば、外出先でもインターネットを使うことができます。
またあなただけが使える回線なので、インターネット回線が混雑することもなく、比較的早い通信速度を保つことができます。
デメリットとしては、モバイルWi-Fiは有料サービスなので利用には料金がかかります。
一方メリットとして、フリーWi-Fiの通信速が遅いことに悩まされることを減らせるので、モバイルWi-Fiをひとつの解決策として検討してみてください。
フリーWi-Fiを使うときに注意すべきことフリーWi-Fiは無料で使えて、通信量の節約をしたり、パソコンやタブレットでインターネットができたりと便利です。
しかし一方でフリーWi-Fiを使うときは、自分で情報漏洩対策をする必要があります。
なぜなら、「フリーWi-Fiはセキュリティ面でリスクがある」からです。
注意すべき具体的な内容は
- 提供元が分からないフリーWi-Fiには繋がない
- 暗号化されていないWebサイトは見ない
- 個人情報の入力はしない
上記3つです。
ひとつずつ説明します。
提供元が分からないフリーWi-Fiには繋がない
提供元が分からないフリーWi-Fiには繋がないようにしましょう。
なぜなら、スマートフォンやパソコンが乗っ取られてしまったりするからです。
提供元が分からないフリーWi-Fiのことを「野良Wi-Fi」と呼びます。
「野良Wi-Fi」には、「Wi-Fiの管理者が設定を誤って誰でも使えるようになってしまっている場合」と「わざと誰でも使えるようにしている場合」の2種類あります。
もし後者だとすると、悪意を持って設置し、知らずに接続してきた端末の情報を盗むために設置している可能性が高いです。
フリーWi-Fiの提供元が分からない場合は接続しないようにし、勝手に接続されないように「自動接続機能」もオフにするようにしましょう。
暗号化されていないWebサイトは見ない
暗号化されているサイトの場合、Webサイトの情報を盗み見たり、情報を抜き取ったりできなくなります。
フリーWi-Fiを使っているときは、暗号化されているWebサイトだけを見るようにすれば、情報漏洩のリスクを減らすことができます。
Webサイトが暗号化されているかどうかを見分ける方法があります。
URLの最初にある文字列が「https」になっていたら暗号化されているWebサイトです。
暗号化されていないWebサイトのURLは「http」から始まっています。
「s」がついているかどうかを確認して、暗号化されているかどうかを確認しましょう。
個人情報の入力はしない
フリーWi-Fiに繋げている際は、個人情報を入力はしないようにしましょう。
なぜなら、入力している内容を見られてしまう可能性があるからです。
ここで指している個人情報は、「クレジットカード」「銀行口座」「名前や住所」などです。
クレジットカード情報が漏れてしまうと不正利用されてしまいますし、銀行口座情報が漏洩してしまうと預金を引き出されてしまうこともあります。
また「インターネット申し込み」などで、名前や住所を入力するのも辞めましょう。
名前や住所が漏れてしまうと、空き巣被害に遭ってしまう可能性もあります。
上記のようなリスクがあるので、フリーWi-Fiに繋いでいるときに個人情報は入力しないようにしましょう。
今ご紹介した方法は常に注意が必要で、現実的に考えるとうっかりやってしまうことがあるものばかりです。
その点まで考慮した場合、最強の安全策といえるのはVPNを使って通信の安全を確保する…と言う方法だけになります。