普段はほぼほぼモニターで読むので、紙媒体に触れることは100%無いのですが
年に幾度か無性に読みたくなって開く本があります。
『シャーロック・ホームズ大全』1986/9/1出版
いつか買おうと思ってたらいつの間にか絶版になってて
後悔してたら、21歳の誕生日に友人からまさかの誕生日プレゼント!
ネットなどなかった時代です。
問屋や出版社に在庫問合せしまくって探し当てたそうです。
一度復刻され、中古本ではありますがamazonで入手可能になってますので
古書としての価値はそれほど高くありませんが、私にとっては
かけがえのない一冊です。
著者のアーサー・コナン・ドイルは
本業の医師活動の傍ら、執筆していたのですが
最初に出版した『緋色の研究』は鳴かず飛ばず。
その後、『バスカヴィル家の犬』などでヒットを飛ばし
名探偵シャーロック・ホームズの名は世間に浸透していくのです。
個人的にはこの『緋色の研究』が大好きで
まだホームズのキャラか完全に固定していなくて
コナン・ドイル本人も試行錯誤しているようなところが
見て取れるのがなんとも人間臭くて(^^;。
ワトソンがかき集めてきた情報を精査して
おおよそ常人の発想では結びつかないような
点と点を結びつけて、事件解決へと至る。
数ある推理小説の中でも珠玉の作品集です。
まあ、アガサ・クリスティのエルキュール・ポアロや
ミス・ジェーン・マープルなんかもお勧めですね!
秋の夜長は推理小説で、名探偵の鮮やかな推理劇を
堪能してみてはいかがでしょうか?