https://happy-card.jp/ne/oshiete/2017_tori/2843.html
携帯電話の普及によって、昔のように年賀はがきを書かずに新年の挨拶を年賀メールやSNSで済ませてしまう人が増えているそうです。
しかし、本来、年賀状は、お世話になった人への新年の挨拶と感謝の言葉を伝える大切な役割を果たすものです。
そんな大切な年賀状を、出さなくなってしまったり、メールやSNSで軽く済ませてしまっても大丈夫でしょうか?
同じ新年の挨拶でも、挨拶状として紙の年賀状を受け取るのと、メール等で受け取るのとでは印象が異なると思いませんか?
興味深い話として、年賀状を出す・出さないによって年収や出世の格差に影響が出る!という調査結果まで出ているのです。
では、一体どちらがよいのでしょうか?
そうです!もちろん、年賀状を出す人の方が年収が高かったり出世しているという結果が出ているのです。
年賀状には、交友関係を維持するための役割だけでなく、ビジネス面でのプラスの効果も含まれているため、現在に至るまで日本人に伝統として受け継がれてきているのでしょう。
この記事では、現代でも通用する年賀状の効果・メリットについて徹底的にリサーチしていますので、ぜひともこれを機会に年賀状を出すという事の意味を考えるきっかけにしてもらえれば幸いです。
ネット時代に年賀状…増えてる?減ってる?若者の年賀状離れは本当なのか?
ステーショナリーでおなじみのパイロットコーポレーションが2019年に行った年賀状に関する調査(※)では、「年賀状を出す」と答えた人は、4年連続で減少しています。同社では毎年、年賀状に関する調査を実施しています。※首都圏の企業・団体等に勤務する
20 代~60 代のビジネスパーソン430人を対象に実施。
年賀状を出す予定の人の年度別割合
- 2016 年…84.4%
- 2017 年…77.0%
- 2018 年…73.1%
- 2019 年…68.3%
この推移の結果を見れば、年賀状を出す人の割合が少しずつ減ってきているのは明らかです。
さらに、10代・20代の若者の場合は、「基本的にメールやSNSで済ませる」という人たちが多いようで、日本郵便も、若者の年賀状離れの現状に対して、若い世代に積極的にアピールできるようにイメージキャラクターのCMなどに力を入れています。
ところが、世間では注目を集めていても、若い世代にはテレビを見ないという人も増えているのが現状です。若者の年賀状離れを食い止めるのはかなり難しいのかもしれません。
年賀状を出さないという人の意見で圧倒的に多いのは、「面倒」「お金がない」「出す習慣がない」というものです。
また、送り先の住所を知らないという意見もあります。メールアドレスや電話番号は知っていても、住所は知らないというのがいかにもネット社会を表している気がします。
家庭用パソコンや年賀状作成ソフトが普及し、昔と比べると圧倒的に年賀状の作成は手軽に簡単になりました。
それでもなお、若者の中ではスマホやSNSで新年の挨拶を済ませる方が圧倒的で、いわゆるコストパフォーマンスを重視する傾向にあるようですね。
では、逆に「年賀状を積極的に出す」という人に目を向けてみましょう。
寄せられた意見の中には、「お世話になった人や目上の人への礼儀」「日本の文化を大切にしたい」という声が多くありました。
さて、ここがポイントです!あなたはこうした意見に対して、「偉いなあ」「若いのにしっかりしているなあ」という印象を抱かなかったでしょうか?
そこに、現代でも通用する年賀状を出す事の大きな意義やメリットの本質が隠されていると考える事が出来ると思うのです。
年賀状を出す人と出さない人で年収・出世に格差が出るって本当?
2014年に、20 代から 50 代までの会社員・男女500人を対象にトレンド総研が行った調査によると、驚くべき事に年賀状を送っている人の方が、送っていない人の平均年収より140万円も多いという結果に。
その中で、年賀状を送っている人の約65%の会社員が、「自分は昇進・昇格のスピードが早い」と感じているのだと答えました。
「ただ年賀状を送るだけで?」という疑問の声が聞こえてきそうですが、この調査データだけを考えれば、年賀状を送る人と送らない人では、明らかに年収・出世に格差が出ていると推測する事が出来ます。
「人の行く 裏に道あり 花の山」
この言葉は、有名な茶人・千利休の名言であり、株運用の格言としても知られています。
「花を楽しみたいのなら人の通らない裏の道を通るべき」という意味なのですが、人と同じ事をしていても大きな成功はない!とも言い換える事が出来るでしょう。
ひと昔前までは、年賀状を送る習慣が当たり前でした。しかし、ネット社会になって多くの若者が年賀状の文化を利用していない現代では、礼儀として年賀状を送る事が裏の道に変わってしまっていると言えます。
不景気だ!平均賃金が上がらない!という声が聞こえる昨今ですが、年賀状をビジネスツールとして活用する事こそが、出世につながる花の道の一つなのかもしれません。
「年賀状離れ」が止まらない。打開策は?
https://www.excite.co.jp/news/article/BestTimes_9758/
今年も年賀状の販売が開始された。発行枚数は減少しており、今回は前年から約7%減となった。それでも24億21万2000枚も発行されているというから、完売したとすれば1人あたり20枚前後は出すことになる計算だ。
インターネットの普及に伴い、若者を中心に年賀状を出さない人が増えているという。筆者も子どものころは友達に向けて書いたものだが、いまはメールやSNS上のやり取りで済ませることが多い。そのため、受け取る枚数もめっきり少なくなった。久しぶりに届いたかと思えば、結婚や出産の報告を兼ねたものばかり。自分では出さないくせに、もらえないとなると寂しいものだ。
■平安時代に始まった年賀状の習慣
そもそも、正月に挨拶状を贈る習慣は、諸説あるが平安時代に始まったとされる。貴族の間で行っていたものが、庶民にも広がったのは江戸時代。近代化以降は郵便事業が発展したこともあり、年賀状がブームになったこともあった。
順調に思われた年賀状だが、関東大震災が起きた大正12(1923)年や、大正天皇崩御(1926年)に伴い、年賀郵便特別取扱が休止された。太平洋戦争への機運が高まりを受けて、昭和15(1940)年から8年にもわたり、特別取扱が停止されたこともある。
こうして途絶えるかと思われたが、昭和24(1949)年についに復活。このときに誕生したのが、お年玉付き年賀はがきである。第1回の特等はミシンであり、ほかには子ども用のグローブや傘などがラインナップされた。
登場することになる。洗濯機やテレビ、ビデオテープレコーダーなど、庶民が憧れた商品が目白押しだ。バブル期には海外旅行がプレゼントされたこともある。
■魅力的な商品は打開策になるか?
2019年用のお年玉年賀はがきの1等賞品は、現金30万円または同額相当のプレミアム商品とのことだ。開始当初と比べて人々が豊かになり、価値観が多様化したことがうかがえるが、なんだか味気なく感じてしまう。
1等の当せん本数は2412本、これは100万本に1本の割合だ。毎年100枚ずつもらっている人でも、合計1万枚の年賀状を受け取るには100年もかかる。それでもかなり多いが、1等が当たる確率としてはまだ低い。なかなか当たらないのも当然か。
ちなみに、一部券種限定となるが、東京2020大会応援賞も設けられている。当せんすると、東京2020オリンピックにペアで招待されるのはもちろん、旅行券も付いてくるという。日程や観戦競技などは未定だが、対象となる年賀はがきを受け取った人はよろこんでくれるだろう。ただ、当せん本数は181本、これは1000万本に1本とのことなので、1等を引き当てるよりも難しい。
こうした魅力的な賞品を用意して、年賀状離れを食い止めようとしているが、今年はどうなるだろうか。