「ついていけない」の声も
福岡県内で最も高齢化率が高い一方で、マイナンバーカードの普及率が最も低い東峰村では、賛否両方の声が聞かれました。
「私たちは今まで通りでいいとおもうけどね。マイナンバーカードは持ってる。使うことは何もないけどね」
「私たち年寄りはついて行けないようになる感じ、ねえ?」
「何枚もあるより一つになるほうがいいかな」
長崎市内の診療所で、75才以上の100人に対し、マイナ保険証の顔認証システムについて調査した結果、1人で機械操作できたのは20人のみで、46人が「不可能」または「援助が必要」でした。調査結果について、長崎県保険医協会の本田孝也会長は「2024年秋に、現在の健康保険証が廃止となり、マイナ保険証になるのは無理がある。現場が大混乱となる。高齢者にとって、機械の操作は非常にハードルが高い」と述べました