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ウェイネルのMILU日記
タイトル 高齢者の難聴は「外出活動制限」「心理的苦痛」「もの忘れ」を増やす 13万人強を調査   おすすめ(16) 2023-08-25 10:01:39

https://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2019/008406.php

高齢者の「聴こえにくさ」は重要な機能障害
 「聴こえにくさ」を感じている高齢者は、そうでない人に比べ、外出活動制限、心理的苦痛、もの忘れの割合が多く、難聴による相対リスクは外出活動制限で2.0倍、心理的苦痛で2.1倍、もの忘れで7.1倍に上昇することが、13万人以上を対象とした大規模調査で明らかになった。

 研究は、筑波大学医学医療系のヘルスサービスリサーチ分野/ヘルスサービス開発研究センターや、筑波技術大学などの共同研究チームによるもの。研究成果は、日本老年医学会が発行する「Geriatrics & Gerontology International」に掲載された。

 日本および世界では、高齢化にともない難聴(聴こえにくさ)の有病率が増加している。2015年の「世界の疾病負担研究」によると、難聴は「生活の不自由さをもって生きる年数の第4位に位置付けられる重要な機能障害だ。

 難聴をもつ高齢者は、家族や友人とのコミュニケーションが難しくなり、買い物や旅行などの外出活動に困難を感じるようになる。また、難聴は抑うつや不安などの精神症状と関連することが知られている。

 難聴が健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)に影響を及ぼすメカニズムはいくつか考えられ、具体的には「外出活動制限」、「心理的苦痛」、認知症の初期症状の可能性がある「もの忘れ」などが経路となる因子として考えられる。

 さらに、認知症のリスク因子である可能性が指摘されており、「認知症予防、介入、ケアに関するランセット委員会報告」によると、介入できる可能性がある認知症のリスク因子(教育レベルの低さ、高血圧、肥満、難聴、喫煙、うつ病、運動不足、社会的孤立、糖尿病)のひとつとして難聴が挙げられる。
「聴こえにくさ」があるともの忘れのリスクが7倍に上昇
 これまで米国や英国などの諸外国では、高齢者の難聴と様々な指標との関連が大規模に検討されてきたが、日本で国全体の規模でこうした検討は行われていなかった。

 そこで研究グループは、厚生労働省の2016年の「国民生活基礎調査」の回答データをもとに、22万4,641世帯のうち自宅で生活する65歳以上の高齢者13万7,723人(平均年齢74.5歳、男性割合45.1%)を対象に調査した。

 調査票(健康票)の中で、現在の自覚症状として「聴こえにくい」に〇をつけた人を難聴がある人と判定。難聴との評価項目として、外出活動制限(外出時間や作業量などが制限される)、心理的苦痛(6つの質問から計算される「ケスラー心理的苦痛スケール」[K6]の合計点が5点以上)、もの忘れの3つを設定した。

 「聴こえにくい」と回答した高齢者とそうでない高齢者を比較し、多変量ロジスティック回帰分析を用いて解析。年齢・性別・喫煙・飲酒・社会経済的因子・通院中の疾患の影響を調整した上で、難聴の各項目に対する相対リスク(調整後オッズ比)を算出した。

 その結果、1万2,389人(9.0%)が「聴こえにくい」と回答。年齢とともにその割合は上昇し、85歳以上の人々においては約20%が「聴こえにくい」と回答した。

 「聴こえにくい」と回答した人は、そうでない人に比べ、外出活動制限(28.9%対9.5%)、心理的苦痛(39.7%対19.3%)、もの忘れ(37.7%対5.2%)といった項目の割合が有意に高かった。

 多変量ロジスティック回帰分析の結果、難聴の各項目に対する相対リスク(調整後オッズ比)は、外出活動制限に対し2.0(95%信頼区間1.9~2.1)、心理的苦痛に対し2.1(95%信頼区間2.0~2.1)、もの忘れに対し7.1(95%信頼区間6.8~7.4)となった。
加齢にともなう難聴には早期から介入を
 これらから、高齢者の難聴(聴こえにくさ)は外出活動制限、心理的苦痛、もの忘れと関連があり、とくにもの忘れと強い関連があることが示された。

 研究は横断的調査であり、時間的な前後関係は検討できていないので、逆の因果関係の可能性(もの忘れが難聴につながっている可能性)を否定できない。また今回の調査は自己申告によるもので、標準純音聴力検査などの客観的な検査による難聴の有病率よりも低いと考えられる。

 それを差し引いても、高齢者の難聴が健康寿命のさまざまな指標に影響を与えている可能性が大規模調査から示唆された。

 「加齢にともなう難聴に対して、早期から適切な介入を行うことで、外出活動制限・心理的苦痛・もの忘れの一部が予防・軽減できる可能性がある。難聴を訴える高齢者への医療・社会的な対策が健康増進対策のひとつとして求められる」と、研究者は述べている。



日本の補聴器市場

https://www.hearing-store.com/column/2019/04/24/1367/

補聴器が身近な存在かどうか、それは個人のおかれた状況や人間関係、環境によると思います。初めて補聴器に興味を持たれてお店にいらっしゃるお客様には2つの傾向がありまして、一つは「周りのお友達も補聴器を使っている方が多くて、私も使った方がいいかな・・・」というタイプと、もう一つは「周りに補聴器を使っている人がいなくて、私だけ使うのもなんだか抵抗がある・・・」というタイプに分かれます。

補聴器は眼鏡ほど存在が一般的ではないのは、難聴という病気がさまざまな原因によるものであること、また全人口における難聴者人口の割合、そして補聴器という製品上の特徴とその価格などが挙げられます。それに加えて「医療機器」であることから、テレビや雑誌で積極的にコマーシャル活動するものでもないのですね。

今回は日本における補聴器市場の概要についてまとめます。

毎年発表される「補聴器出荷台数」

さて、国内で補聴器はどれくらい売れているのでしょうか?
実は、この数字を正確に知るのは難しいのですね。補聴器は耳掛け型の場合、在庫販売のところもありますので、本当に販売されている台数を把握するには、全国の補聴器取扱店の販売台数をまとめなければなりませんが、そうしたシステムはありません。その代わりに、販売台数を推測するのに一番適したデータが「補聴器出荷台数統計」です。この数字をまとめて発表しているのが、補聴器メーカー各社が加盟する「日本補聴器工業会」です。ここでは、四半期ごとに各メーカーが出荷した台数をまとめて集計しています。四半期ごとのデータでは業界関係者でないとわかりませんが、一般向けには1年ごとに集計して発表しています(日本補聴器工業会ホームページ、現状レポートと統計資料より)。

ちなみに、2018年の総出荷台数は58万5千255台でした。この統計が始まった1990年は30万1千178台、2000年は41万3千736台、2010年は48万861台と10年おきに見ていくと確実に台数は増えています。この数字から、現在の補聴器所有台数を推測する場合、補聴器の耐用年数や買い替えサイクルが一般的に5年と言われていますので、58万台×5年=290万台の補聴器が所有されていることになります。補聴器の所有者は、一人で2台以上持っている方(両側難聴で両耳装用者、もしくは予備として持っている方)がいることを考えると、もう少し少なくなるかもしれません。

他にも「日本補聴器工業会」に所属していない補聴器メーカー(主に通販関係)や、安価で購入しやすい、代替手段としての「集音器」の販売台数も考慮すると、国内で「補聴を目的とした製品」の出荷台数はもっと多いものと推測されます。

しかし、この数字が「すべての難聴者に適切なケアができているか、すなわち補聴器が必要な人に届いているか」と考えると決してそうではありません。国内の難聴者人口はもっと多いと言われているからです。

国内の難聴者人口は?

国内の難聴者人口は諸説ありますが、概ね1,500~2,000万人と言われています。
そのうち、身体障害者手帳を持つ重度・高度の「聴覚障害者・児」の数は約36万人です。全人口が1億2千500万人程度ですから、広い意味では7人に一人が難聴者ということになります。
ちなみに65歳以上の高齢者人口は、平成30年10月時点で3557万8千人ですので、65歳以上の半数が難聴者と言われるのも妥当な数字かもしれません。

この数字と先ほど推測した290万台(補聴器所有台数)を比べると、補聴器の普及率があまり多くないことがわかります。もちろん、すべての難聴者が補聴器を装用するべきというわけではありません。人によっては耳鼻咽喉科での治療や手術で改善しますし、補聴器では補いきれない難聴の場合は「人工内耳」という医療機器もあるからです。

難聴者と補聴器購入者の割合

さてここまで、補聴器の出荷台数や難聴者人口から日本の補聴器市場の現状を見てきました。実はさらに、補聴器の普及状況をもっと踏み込んだ視点で見るための統計資料があります。「Japan Trak」という統計資料で、詳細は日本補聴器工業会のホームページから入手できます。もともと存在するヨーロッパの補聴器市場統計を参考に、日本では2012年から数年に一度の割合で市場調査が行われています。この資料によると、日本の難聴者人口の割合は推定で11.3%(18歳以上は13.2%)でした。このうち、補聴器所有率は14.4%でした。概算すると、補聴器所有者は200万人強ということになります。そのうち、両耳装用していると答えた方は45%でした。欧米での両耳装用率は7割以上とも言われていますので、片耳装用者がまだまだ多いことも、日本の課題としてあげられそうです。

今回は日本の補聴器市場について、出荷台数や難聴者人口、普及率を中心にお話しました。
日本での補聴器普及率が低いことについてはさまざまな要因が考えられますが、私たちヒヤリングストアは補聴器が皆様にとって眼鏡と同じ身近な存在になるよう、情報発信を続けていきたいと考えています。



カテゴリ:その他 > その他
コメント(9)
fukurou5 2023-08-25 09:53:56  
私もなるかな?
takky10 2023-08-25 09:59:04  
“φ(・ω・。)フムフム...
けにょりん 2023-08-25 10:07:11  
聞こえずらい→話に入れない→意欲低下 ですからのぅ
0理紗0 2023-08-25 15:21:47  
補聴器、売れてるんですね。デジタルで小さくなりそうですね
綿津見神 2023-08-25 15:22:50  
聞こえずらいのは確かに苦痛になると思いますね^^;
NORITA 2023-08-25 18:31:05  
聞きずらいぞとよく怒られます㋬㋬!!
oldlonlywolf 2023-08-25 21:43:29  
補聴器って、意外と高いんですよね(^^;)
苺桜MaO 2023-08-25 22:23:20  
補聴器も昔のと比べたら性能も良くなってそうです(„◕. ◡✿)йё
ちい吉 2023-08-26 06:36:46  
ありまぁ@@;
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