(ΦωΦ)ﾌﾌﾌ・・・丼、君のことだよｗ

てなわけで、ネタ振られたので答えねばなるまい！

意外と知らない漆器のアレコレ　ハッジマルヨー。

漆器には大きく分けて2種類あります。

一つは漆塗り、ピンキリですがだいたい高級品。

もう一つは合成漆器、100均やお手頃品はだいたいコレ。

漆塗りはご存知、天然木から取れる樹脂：漆を用いて制作します。

が、特徴はコレだけではありません！

素地が木製であることです。

目の詰まった変形しにくい天然木を使った素地に幾重にも漆を塗り重ねて

作られる漆器は非常に美しく、使い込めば味が出ます。

しかしながら天然木の素地は長時間水につけることは厳禁です。

漆も紫外線に弱いため、不使用時は暗所保存が必須となります。

こういった細心の注意を払って使い込んだ漆器は・・・見事の一言。

高級料亭や旅館で使われているモノを見る機会があったら

じっくり眺めてみてください。

こういった品物を普段使いにするのは難しいですよね？

もっと気軽に使えるように考え出されたのが合成漆器です。

最近では食洗機でも使えるような仕様になってるものが多いので

いくつか使われてるかと思います。

こちらは素地に合成樹脂、昔はユリア樹脂やポリエステル　ABS樹脂なんかも

使われていましたが　現在はPET樹脂が多用されてます。

リサイクルが可能で低コストなのが主な理由です。

表面を覆うコート部分はウレタン樹脂。

ウレタン樹脂塗料は2種類あって1液タイプと2液タイプがあります。

古くからある2液タイプは主材と硬化剤を混合して使います。

付加重合と呼ばれる化学変化によって塗膜が硬化し、強固な被膜を形成します。

素地の上に薄い樹脂層を被せる　って感じですね。

20年ほど前に開発されて現在主流となってる1液型は主材だけで硬化可能で

大気中の水分を触媒にして重合します。

2液型に比べると塗膜の強度はやや劣る・・・でも大した差はありません。

2液型に比べると可使時間が長く手間もかからないため、こちらが使われることが多いそうです。

ポリウレタン樹脂塗料で表面をコートした合成漆器は使い込んだところで

表面のコート部分が剥がれてくるだけで味が出るとかそういったことはまずないですｗ

それでも強固な樹脂層は普段使いに十分に耐えるのでコスパの点ではそれほど悪くないですね。

本物の漆器か合成漆器か見分ける方法を一つ伝授しておきましょう。

水に沈めると確実にわかります。

水に沈めて手を離すと浮き上がれば本物の漆器です。

他にもあるのですが、コレを覚えておけば損はしませんし

旅行先でちょっと自慢できるかもですねｗ