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「東北地方太平洋沖地震」における、弊社の想いと方針について2011-03-16 19:35:57

「東北地方太平洋沖地震」における、弊社の想いと方針について

2011316

 

この度の「東北地方太平洋沖地震」被災者の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

 

被災者の皆様、被災地の様子を伝える報道や映像、書き込み等を目にするたびに、かつてない大地震の深刻さを実感するとともに、深い悲しみを感じております。

 

また、このような緊急時におきましても、周りの方々と支え合い、困難な現状に立ち向かっていらっしゃる被災地の方々、災害支援、報道関係者の方々のたくましい姿に強く心をうたれ、同じ日本に住むものとして、事業所を構える企業として誇りに思います。そんな中、僕たちにできることを、僕たちだからできることで、少しでも「人々の役に立ちたい」という想いが、ただ傍観者ではいられない気持ちが溢れております。

 

当社は、設立来、『心温まる』をコンセプトに、インターネットを通じた、「心温まるアイデンティティの創造」、「笑顔溢れるコミュニティ空間の構築」、「多言語コミュニケーション障壁の解決」において、「人々の役に立ちたい!」という想いで、尽力してまいりました。また、現在は日本だけでなく韓国ソウルにも事業所を有し、日本、韓国の2カ国において事業を展開しております。

 

当社のサービス「MILU(ミル)」(www.milu.jp)おきましては、このような時期にサービス提供を継続することは不謹慎ではないか、東日本エリアの節電協力を考えるとサービスを中断すべきではないかについて議論を重ねました。しかし、当サービスは、「アバター」、「ゲーム」というエンターテイメント・娯楽分野に属していると同時に、インターネット上の「コミュニティ」という独自のコミュニケーションインフラでもあります。現在、サービス内の多くの利用者間におきましても、未だ連絡のとれない方を心配する声、災害によりサービス接続困難な方と励まし合う声も多数伺っております。利用者間においての連絡の場、励ましの場としての存在意義、使命感を強く感じます。そんな中、状況に応じて随時再検討をすることを前提に、一部内容を自粛し、サービス提供の継続を決意いたしました。せめてもの節電協力と考え、一部東日本地域で運用しておりましたサーバー運用を中断し、西日本地域で運用しておりますサーバーのみでサービスを運用してまいります。

 

この度、最大級の危機に直面した中で、僕たちにできることは何か、僕たちだからこそできることは何かについて真剣に考え、利用者共に、取り組んでまいります。既に決定している取り組みとしては、各サービスにおいて、被災地支援を目的とした募金募集を本日、開始いたしました。また、本年3月期、4月期、5月期の3ヶ月の間、当社売上の一部を義援金として寄付させていただきます。状況に応じて期間の延長も検討いたします。尚、当社の募金、寄付につきましては、活動後に金額と寄付先を改めて当社ホームページにてお伝えさせていただきます。

そして、『心温まる』をコンセプトとしたサービス事業者として、多くの『心温まる想い』、『心温まるつながり』をエールとして、被災地の方々に向けて発信していくことを、大きな柱に据えて当面は活動してまいります。また、韓国ソウルでの事業所、韓国側でのサービスはもちろん、韓国内での被災地支援の活動にも率先して取り組み、韓国からの『心温まる想い』、『心温まるつながり』も被災地をはじめ、日本全国に発信していく所存です。

 

すべてを「自粛」することではなく、僕たちなりの「行動」をすることで、被災者の皆様の力になりたいという気持ちでいっぱいでございます。

 『心温まる想い』、『心温まるつながり』が、人々の一層の助け合い、支え合いを生み、一丸となって、この難局を乗り越える肥しになると、僕たちは信じております。

 『心温まる想い』、『心温まるつながり』の先に、必ず、希望が生まれると信じております。希望を抱いて、希望の明日に一歩でも進めることを切に願っております。

 

当社一同、被災者の方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い被災地の復興をお祈り申し上げます。

 

 

グレイトフルデイズ株式会社   代表取締役 村上タクオ