パナソニック ライティング事業部 島岡国康 事業部長
「蛍光ランプは2027年度9月末をもって、全ての品種の生産を終了します」
パナソニックは蛍光灯の生産を終了し、今後は省エネ性能の高いLED照明の生産に置き換えていく方針を明らかにしました。
生産終了の背景にあるのは、蛍光灯に使われる“水銀”です。
去年開かれた水銀の健康被害などを話し合う国際会議で、蛍光灯の製造や輸出入が2027年末で禁止されたため、パナソニックでも生産終了を決定しました。
戦後すぐに販売が始まった蛍光灯は、会社の成長を支えた主力商品の一つでしたが、70年にわたる歴史に幕を閉じることになります。
政府が24日に閣議決定した家庭やオフィスで使われている蛍光灯の「製造禁止」。LED照明への交換が必要になるのですが、照明を交換するだけでは事故の危険性もあるそうです。
■知ってました?蛍光灯2027年製造禁止
良原安美キャスター:
3年後の2027年末、蛍光灯が製造禁止となります。このことを知っているか、という調査で「知らない」と答えた人は76%になりました。
▼蛍光灯の製造・輸出入が2027年に禁止されることを知っている?(パナソニック調べ)※直管蛍光灯購入時
・「知らない」76%
・「購入前から知っていた」14%
・「購入時に知った」10%
すでにLED照明に変えている人もいますが、変えていない人に理由を聞いてみました。
▼蛍光灯からLED照明に替えない理由は?※複数回答
・「替えるのが面倒」25.9%
・「特に理由はない」25.2%
・「商品の価格が高い」24.2%
製造禁止により蛍光灯からLED照明に取り替える際は、事故に注意が必要です。
滋賀・大津市の一般家庭で蛍光照明器具にLEDランプを取り替えて使用したところ、約5年後にLEDランプが異常に発熱し溶ける事案が発生しています。
蛍光灯が購入できなくなる!2027年末で全ての蛍光ランプの製造と輸出入が禁止になる件について解説!種類によって禁止になる時期が異なる蛍光ランプですが、現在の状況やどういった対策がおすすめなのか、いつもの三人で解説していきます。
実はLEDは熱に弱い(LEDもだけど熱で基板がやられる)。
高光量LEDはそれなりに熱を出すし、ソレを密閉空間で使うから熱がこもって樹脂が焼け始めるのと、
基板製造時に使うハンダが鉛規制・製造時のエネルギー規制で低温で溶けるものが使われてきてるから、こもった熱で部品が取れることが在る(大手メーカーのは対策してるだろうけど)。
車だと振動も加わるから、ランプ交換で高額修理になって「LED一つ切れただけでこんなにかかるってふざけてる!!」って思った人は多いんじゃないかなー。