十五夜の前日を『待宵の月』、翌日を『十六夜(いざよい)』と呼びます。
満月ってなんか完璧すぎる気がして、私は十六夜のほんの少し外した感じが好きです。
『待宵』という言葉は『宵待(よいまち)』と混同してる人も多いでしょう。
日本語としては『待宵』のほうが古く正確な表記なのですが
大正期の画家&詩人の竹久夢二先生が詩の中でマツヨイグサ(待宵草)を
響きの良さから『宵待草』と呼び、後に唄となって広まったので
現代ではどちらも通用します。
月にまつわる短歌や俳句はそれはもう星の数ほどありますが
源氏物語に出てくるこの短歌が印象に残っています
もろともに大内山は出でつれど入るかた見せぬ十六夜の月
これを詠んだとされるのは末摘花、源氏物語の女性の中で一番ブサイクとされている人です。
まあ、平安時代の美醜基準は現代とかなり異なるそうでもしかしたら現代風美少女だったかもしれません。
誰も摘むことなく最後まで残ってるから末摘花、まあ本名ではなくあだ名でしょうね。
博愛主義・・・(物は言いようだなー)の源氏の君はこの末摘花さんにも手を出して
しっかり食べちゃいます(身も蓋もないなヾ(゚ε゚ )ォィォィ
で、宮中に出勤して一緒に退勤したのに、一緒にいるのを他の人に見られたくないのか
入る姿を見せない十六夜のように行方をくらませてしまった。
あなたってほんとにひどいお方です。
源氏の君ってほんとにひどい男だよなぁ・・・と(^^;。
女性からするとそういうつれない様子も魅力的に映るプレイボーイに
いささか嫉妬心がw
源氏の君は物語中でホント好き放題に浮き名を流すんですよねー。
年上からかなりの年下まで、マザコンのロリコンって・・・
救いようのないスキモノなんですよ(偏見
宮中の女官たちはコイツの物語をwktkしながら読んでたんですよねぇ。
源氏物語を読み返すにつれ、性格破綻者だなと 誰かカウンセリングに連れて行けよと
突っ込まざるを得なくなる私なのでした。