秋分
秋分(しゅうぶん)は、二十四節気の第16。9月22日または9月23日になることが多い。
現在広く採用されている定気法では、太陽が秋分点を通過した瞬間、すなわち太陽黄経が180度となったとき(黄道十二宮では天秤宮の原点に相当)が天文学上の「秋分」である。
暦では「秋分」の瞬間が属する日を秋分日(しゅうぶんび)と呼ぶ。いずれの日が秋分日になるかはその国・地域の時差によって1日の違いが出る。平気法では冬至から3/4年経過した約273.93日後である。
「秋分」の語には期間としての意味もあり、この場合は、秋分日から、次の節気である寒露の前日までの期間をいう。
しばしば、秋分日においては昼の長さと夜の長さがほぼ等しくなると言われるが、実際には昼の方が約14分長い(日本の場合。後述#昼夜の長さ)。
- 秋分:太陽が秋分点を通過した瞬間の時刻をその国の標準時で表したもの。例えば2008年の秋分は、日本時間では9月23日0時45分である。
- 秋分日:秋分が属する日。時差のために国・地域によって1日の違いが生ずる。 例えば2008年の秋分日は、日本では9月23日であり、中国では9月22日である。
- 秋分の日: 日本の国民の祝日に関する法律により、「祖先をうやまい、なくなつた人々をしのぶ」日として定められる日。国立天文台が算出する定気法による秋分日を基にして、前年の2月第1平日付の官報の公告欄で暦要項として公告される。したがって実態としては上記の秋分日と同一である。