もはやテレビを視聴するメインの世代は、50代以上のテレビ世代と言われるシニア層だ。地上波の番組はCMがネットに抜き去られ、ますます高齢層に合わせた番組を増やしつつある。その中で、テレビという大画面での期待が唯一残るのが『動画配信』である。

かつてのような映画→DVD→CATV→地上波という、映画の消費サイクルではなく、動画配信でしか視聴できない『オリジナル番組』が増えたことによって、放送に頼らない『通信のテレビ時代』がはじまっている。いや、音楽業界同様に、テレビの世界でもサブスクリプションが台頭してきたのだ。