https://kininaru-search.com/ipv6-taiou-site/#you_mingsaitonoIPv6dui_yingfei_dui_yingrisuto_yi_lan
最近は多くの光回線サービス会社がIPv6接続を提供するようになってきました。
IPv6の速度が最も速くなるのはウェブサイト側もIPv6に対応している場合なのですが、IPv6に対応しているウェブサイトは少ないのが現状です。
そこでこの記事の前半では、あなたがよく使うサイトがIPv6に対応しているか確認する方法を、後半では私が調査したIPv6対応・非対応サイトのリスト一覧をまとめています。
あなたのよく使うサイトが私の調査したサイトの中になかった場合は、IPv6に対応しているか確認する方法を使って調べてみてください。
IPv6対応・非対応サイトを確認するための2つの方法
まぼろし
どっちの方法もすごく簡単に調べることができるよ!
最も簡単な方法はKLOTH.NETを使うこと
KLOTH.NETはIPv6対応・非対応を簡単に調べることができる便利なサイトです。
ゆめ
慣れればあなたの目的のサイトを10秒で調べることができるわよ。
KLOTH.NETで調査する手順
①下記リンクからKLOTH.NETのサイトにアクセスしましょう。
②目的のサイトのトップレベルドメイン~セカンド or サードレベルドメイン(www.の後)までをコピー。
③コピーしたドメインを画像赤枠「Domain(ドメイン)」の欄に貼り付け、「Query(クエリ)」の欄を「AAAA(IPv6 address)」に変更し、「Look it up(調べる)」をクリック。
〈英語の場合〉
〈日本語の場合〉
④目的のサイトがIPv6に対応している場合は、下記画像赤枠のようIPv6のIPアドレスが表示されます。
〈英語の場合〉
〈日本語の場合〉
まぼろし
ちなみにIPv4の場合は数字の間が「 . 」で区切られ、
IPv6の場合は「 : 」で区切られるよ。
⑤目的のサイトがIPv6に対応していない場合は、下記画像赤枠のように表示されます。
〈英語の場合〉
〈日本語の場合〉
まぼろし
簡単でしょ!
コマンドプロンプトを使って調べる
コマンドプロンプトはWindowsのデフォルト機能で、「nslookup」というコマンドラインツールを使うことでIPアドレスを調査することができます。
こちらも慣れれば10秒くらいで目的のサイトを調査することができますが、コマンドプロンプトで調査する場合は、あなたのネット環境がIPv6である必要があります。
ゆめ
あなたのPCがIPv6接続か確認する方法とIPv6の設定方法は下記の記事を読んでね。
コマンドプロンプトで調査する手順
①まずはコマンドプロンプトを起動させましょう。
Windows画面のどの状態でも構わないので「windows + R」を同時に入力し、「ファイル名を指定して実行」画面を表示します。
「ファイル名を指定して実行」画面が表示されたら「cmd」と入力して「OK」をクリック。
②コマンドプロンプトが起動しました。
③目的のサイトのトップレベルドメイン~セカンド or サードレベルドメイン(www.の後)までをコピー。
④コマンドプロンプトのウィンドウに戻り、赤線の部分に「(nslookup)(半角スペース)(コピーしたドメイン)」の順で入力し、Enterキーを押します。
⑤目的のサイトがIPv6に対応している場合は、下記画像赤枠のように「Addresses」の横にIPv6のIPアドレスが表示されます。
まぼろし
IPv4の場合は数字の間が「 . 」で区切られ、
IPv6の場合は「 : 」で区切られるよ。
⑥目的のサイトがIPv6に対応していない場合は、下記画像赤枠のように「Addresses」の横にIPv4のIPアドレスが表示されます。
まぼろし
こっちの方法も簡単でしょ。
有名サイトのIPv6対応・非対応リスト一覧!
インターネットユーザーにとって利用頻度が高い、検索エンジン・SNS・ショッピングサイト。
通信料の多い動画サイト・漫画サイト。
その他有名サイトの順番で調査結果をまとめています。
検索エンジンのIPv6対応・非対応状況
日本の検索エンジンシェア率は「Google」が75%以上を占めています。続いて「Yahoo!」、「Bing」といった順番ですが、「Yahoo!」のみ対応していないという結果になりました。
検索エンジン名 |
対応状況 |
---|
Google |
○ |
Yahoo! |
× |
Bing |
○ |
SNSのIPv6対応・非対応状況
知名度が高い6サイトのSNSを調べたところ、「Instagram」と「Facebook」のみ対応しており、その他のSNSは対応していないという結果になりました。
サイト名 |
対応状況 |
---|
LINE |
× |
Twitter |
× |
Instagram |
○ |
Facebook |
○ |
mixi(ミクシィ) |
× |
Mobage(モバゲー) |
× |
ショッピングサイトのIPv6対応・非対応状況
誰もが1度は名前を聞いたことはあるようなショッピングサイト10社を調査してみたのですが、なんと最大手のAmazonや楽天を含む、全てのショッピングサイトが非対応という結果になりました。
サイト名 |
対応状況 |
---|
Amazon |
× |
楽天市場 |
× |
Yahoo!ショッピング |
× |
価格.com |
× |
BUYMA |
× |
ヨドバシ.com |
× |
au PAY マーケット |
× |
ZOZOTOWN |
× |
ショップジャパン |
× |
ジャパネットたかた |
× |
無料動画共有サイトのIPv6対応・非対応状況
知名度の高い無料動画共有サイト3つを調査したところ、対応しているのは「YouTube」のみという結果になりました。
まぼろし
YouTubeをよく見る人にはIPv6はおすすめだね。
サイト名 |
対応状況 |
---|
YouTube |
○ |
ニコニコ動画 |
× |
FC2動画 |
× |
VOD(動画配信サービス)のIPv6対応・非対応状況
知名度の高いVODから知名度の低いVODまで思いつく限り調査してみたのですが、対応しているのは「Netflix」「Hulu」「DAZN」の3サイトのみという結果になりました。
IPv6を利用していて、VODのダウンロード速度に不満がある場合は「Netflix」「Hulu」「DAZN」のどれかにしてみたらダウンロード速度が速くなるかもしれませんね。
サイト名 |
対応状況 |
---|
Amazonプライムビデオ |
× |
U-NEXT |
× |
Netflix |
○ |
FODプレミアム |
× |
Hulu |
○ |
dTV |
× |
dアニメストア |
× |
ABEMAプレミアム |
× |
DAZN |
○ |
Paravi |
× |
Disney+ |
× |
TELASA |
× |
GYAO! |
× |
Apple TV+ |
× |
DMM見放題chライト |
× |
TSUTAYA TV |
× |
ゲオTV |
× |
漫画サイトのIPv6対応・非対応状況
広告やCMをよく見かける漫画サイトの調査をしてみましたが、対応しているサイトは0という結果になりました。
ショッピングサイトや漫画サイトのようなページ数が多いサイトは、IPv6に対応するのが難しいのかもしれませんね。
サイト名 |
対応状況 |
---|
BookLive |
× |
まんが王国 |
× |
eBook Japan |
× |
コミックシーモア |
× |
Kindle Unlimited(キンドル) |
× |
ブック放題 |
× |
スキマ |
× |
その他有名サイトのIPv6対応・非対応状況
その他にもアクセス数が多いサイトから国が運営しているようなサイトまで調査してみましたが、大半のサイトはIPv6に対応できていない、もしくはする気がないというのが現状です。
サイト名 |
対応状況 |
---|
Wikipedia(ウィキペディア) |
○ |
pixiv(ピクシブ) |
× |
小説家になろう |
× |
5ちゃんねる |
× |
爆サイ |
× |
食べログ |
× |
ホットペッパーグルメ |
× |
クックパッド |
○ |
livedoor |
× |
Ameba |
× |
日本郵政(郵便局)HP |
× |
総務省HP |
× |
国土交通省HP |
× |
国税庁HP |
× |
IPv6に対応しているサイトが少ない理由と今後の展開
知名度の高い60サイトを調査してみましたが、IPv6を導入しているサイトは10サイトのみという結果に終わりました。
有名サイトで2割も導入していないということは、中小企業のサイトや個人サイトを含めて考えると、IPv6を導入しているサイトは全体の1割にも満たないでしょう。
ウェブサイトをIPv4からIPv6に対応させることは簡単なことではありません。
プログラムの書き換えは大変ですし、プログラムを書き換えたことによってバグが発生する可能性もあります。
IPv6のIPoE通信方式ではIPv6に対応したサイトしか接続することができませんが、「IPv4 over IPv6」という技術のおかげでIPoE通信でもIPv4のサイトに接続することができるようになりました。
逆に、IPv4ではIPv6を含む全てのウェブサイトに接続することができますので、ウェブサイト側としてはコストを費やして新しいシステムを導入する必要性がないのでしょう。
今回の調査も踏まえて考えると、IPv6に対応したウェブサイトが急激に増えるということは今後しばらくはないと思いますので、光回線を選ぶときはIPv6(IPoE)にこだわるよりも、実質速度を調査して選ぶべきというのが私の結論です。
ちなみにKLOTH.NETで調べたところmiluは非対応のようです。
アドレスの数字の間が「 . 」で区切られているので間違いないでしょう