2020年2月8日、Microsoftは、Windows7で発生している壁紙の不具合を修正したKB4539602(セキュリティのみ用) / KB4539601(ロールアップ用)を公開・配信しました。
2020年1月15日に公開・配信されたWindows7用KB4534314(セキュリティのみ)またはKB4534310(ロールアップ)をインストールすると、壁紙の設定(画像の配置)が『画面に合わせて伸縮』になっている環境の場合、壁紙が真っ黒になったり正常に表示されなくなります。今回、公開されたKB4539602とKB4539601は、この不具合を修正します。
『セキュリティのみ』勢は以下のファイル直リンクよりKB4539602のダウンロードをどうぞ。『ロールアップ』勢はKB4539601の直リンクからでもWindowsUpdateの実行でもOKです。
Microsoft Updateカタログ公開分 (セキュリティのみ用)
KB4539602 (Windows7系用) ファイル直リンク: 64bit / 32bit / 7系その他のエディション
2020年1月15日公開のKB4534314(セキュリティのみ)をインストール後、壁紙の設定(画像の配置)の『画面に合わせて伸縮』が正常に機能しなくなる不具合の修正パッチ。
本パッチは、Microsoft Updateカタログの『セキュリティのみ』を適用している方向けとなります。WindowsUpdateクライアントから『ロールアップ』を適用している場合は、下記のKB4539601をお使いください。
WindowsUpdateクライアントに配信分 (ロールアップ用)
KB4539601 (Windows7系用) ファイル直リンク: 64bit / 32bit / 7系その他のエディション
(※:このパッチにテレメトリ関連有)
2020年1月15日公開のKB4534310(ロールアップ)をインストール後、壁紙を『画面に合わせて伸縮』に設定すると、壁紙が黒く表示される不具合の修正パッチ。
本パッチは、WindowsUpdateクライアントで『ロールアップ』を適用している方向けとなります。本パッチはロールアップのため、過去に混入したテレメトリが含まれています。テレメトリ入りということでこのパッチは『入れなくても良いKBリスト』入りとします。テレメトリを避けている方や、普段からMicrosoft Updateカタログの『セキュリティのみ』を適用している場合は、上記のKB4539602をお使いください。
明日はwindows8.1のアップデートです。
MicrosoftはWindows10のスタートメニュー上にFirefoxをディスってMicrosoft Edgeをすすめる広告を配信し始めました。それがこちら。
FirefoxをディスってMicrosoft Edgeをすすめる広告
上記スクリーンショットを投稿したのは海外のRedditユーザーu/S_IV氏。スタートメニューに登場したアプリケーション名は『Still using Firefox? Microsoft Edge is here』。日本語訳すると『まだFirefoxを使っているのですか? Microsoft Edgeはここにあります』となり、Firefoxをディスりつつ自社製品のMicrosoft Edgeの宣伝をしています。MicrosoftはFirefoxユーザーをターゲットに上記の広告を配信している模様です。
このような広告はFirefoxを好きで使っている人からすれば、不快な気持ちになる人もいるでしょうに、ユーザーの気持ちを考えていないなんとも独善的な広告と言えるでしょう。
スタートメニューの広告を無効化する方法
Windows10上に配信される広告は無効化できないものもありますが、幸いにもスタートメニューに表示される広告については無効化する手段があります。
タスクバーのスタートボタンを右クリックして、『設定』 → 『個人用設定』 → 『スタート』と進んでいき、
『ときどきスタートメニューにおすすめのアプリを表示する』を『オフ』にすればスタートメニューの広告は無効化されます。
他社製ブラウザをディスるのは今回が初めてではない
これまでにもMicrosoftは、Windows10上でFirefoxを起動させると、
『MicrosoftのEdgeはFirefoxより安全です。21%多くマルウェアをブロックします』と書かれたポップアップを表示させたり、Windows10のInsiderバージョンではさらに酷く、ChromeやFirefoxなどの他社製ブラウザをインストールしようとすると、
『あなたは既にMicrosoft Edgeを持っています。これは安全で高速なWindows10用ブラウザです』と書かれた上記ポップアップが表示されてブラウザのインストールを阻害する機能の実験がされたりしていました。
他にもMicrosoftは多種多様な広告をOS上に配信しており、Windows10は着実に広告OSと化していっています。