後漢王朝・最後の皇帝である献帝には『三国志(横山光輝の漫画)』の前半を見る限り、3人の貴人(妻)がいます。
調べた限り、彼女らは董貴人・伏貴人・宋貴人と呼ばれる実在した姫々のようですね。
夫の献帝は王朝の混乱に乗じて帝都に入ってきた豪族・董卓将軍の権力拡大に利用され、董卓死後はその家臣達に、やはり権力拡大の為の道具と見なされて政権抗争に巻き込まれます。
献帝はそんな抗争劇に嫌気が差し、貴人たちや側近数名と共に(曹操将軍に庇護されるまで)逃亡生活を送ります。
その為に貴人たちは栗や棗(ナツメ)などの実で飢えを凌ぐなどの辛い経験を共有していたようですが、逃亡中お互いに(夫の寵愛を巡って)睨み合った逸話などは伝わってませんね。
果たして彼女たちはお互い苦労を共にした戦友と認識し合ったのか、それとも三竦みの対立でも助け合いを余儀なくされただけなのか…?
あなたは、どう思いたいですか?